容量も160Gしかないのでアレなんですが、でも、捨てるにはもったいないような。。。
ばらしてみて、イカれたFANを取り出しました。筐体のツメが固くてバラすのに苦労しました。
12Vファンで、3本線です。そう、こいつは回転数に応じてパルスを出すタイプです。青いリードからパルスが出ています。これでは、普通のFANをつないでもダメです。FANが回転していないと判定されて自動停止してしまいます。
うーん、この手のファンは高いんですよね。千石で1000円くらい。さすがに1000円出して修理する価値はないでしょう。
で、秋月でこんなの売ってました。
を、100円! サイズも厚みもぴったし!
これが使えるといいんですが、これは電源の2本線しか出ていなくて、さらに5Vタイプ。。。
ちょっと簡単に考えてみました。LinkStationはFANの回転数を検出してアライブ判定につかってるんだろうから、パルスを何かで発生させてLinkStationに食わせてあげれば、だまされてくれるんじゃね?
ってなわけで、パルスを発生させるには、シグネティクスのNE555と相場が決まってます。
もちろん部品箱にも在庫がいっぱいあるので、これを使いましょう。
回路図も手書きでさらさらと。
ここで、パルスの周波数をいくつにすればよいか調べないといけません。取り出したファンに12Vをつないで、パルス出力をオシロで観測してみましょう。壊れているのでまともなパルスは出てこないと思いますが、まあ念のため。
異音をたてながらFANが回ります。さてどんな波形がでるかなあ。
こんなん出ました。
汚いパルスですが、6ms周期で出ているように見えます。6ms周期ということは、約167Hzです。この周波数のパルスを出せば、デューティ比はあんまり気にしなくてもよさそうです。
さて、NE555の出力周波数は、2つの抵抗と1つのコンデンサの定数を用いて次式で決定します。
f (Hz) = 1.44 /{(Ra + 2Rb) x C}
外付けのコンデンサを0.1uFとしたときに、ちょうどいい抵抗の組合せは、Ra=6.8kΩ、Rb=39kΩと計算で出ました。抵抗の在庫もあるので、これで作りましょう。
新しいFANとNE555の電源5Vも、手持ちの三端子レギュレータで作ります。この程度の回路ならユニバーサル基板で十分です。
さて組みあがったので、実験用電源につないでパルス信号をオシロで見てみましょう。
まあこんなもんでしょう。ちゃんと6ms周期で出ているようです。これをLinkStationに組み込みます。
作った基板をねじ止めできる場所はないかなと探すと、ちょうどいい支柱がありました。何も使っていないようなので、そこにねじ止めして固定します。
筐体をはめなおし、さっそく電源をいれてみます。
をー、時間がたっても勝手に落ちたりしないようです。スバラスイ。
電源の発熱もあまり気にならないので、疑似パルスだけ供給してFANレスにするのもアリかも。
応援クリックをお願いします!
にほんブログ村 | 電子工作ランキング |
0 件のコメント:
コメントを投稿