整流用ダイオードなどは、P型半導体とN型半導体が接合してできていますが、
PINダイオードはPとNの間に真性半導体層(実際には高い固有抵抗を持つ半導体層)を
挿入してあります。
ダイオードの順方向にバイアスをかけると、低インピーダンスでレジスタンス成分が優勢となり、
逆方向にバイアスをかけると、高インピーダンスでリアクタンス成分が優勢となります。
この性質より、高周波回路では直流バイアスをかけることで、スイッチ回路や
アッテネータ回路が簡単に作れ、さらに特性をコントロールできるので大変便利です。
PINダイオードを利用したアッテネーターを、PINアッテネーターと呼びます。
通常の固定抵抗のアッテネータには、下図のようにπ型、T型やブリッジT型などがありますが、これらの抵抗成分をPINダイオードに置き換えたものがPINアッテネータとなります。
下図はHPのアプリケーションノートにあった、PINダイオードを利用したアッテネータ回路です。
今回はこの回路を使うので、HPのPINダイオードがあるといいですが。。。
こういう時は秋葉の鈴商でしょう。案の定ありました、HSMP-381F。
ただし通販限定ですけどw
このくらいの回路だったら、生基板にカッターでパターンを刻めばいいですね。
部品が届いたら作ってみましょう。
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